福満しげゆき

ええとですね、福満しげゆき作品はですね、「現代のつげ義春」などとゆう言われ方をする時があるらしいですよ。
随分乱暴な言い方ですな。確かにテーマは「生きる不安」であるし、それが笑いにつながってるし、共通点はある、でも、福満作品は、ファンシーで、ホラーで、エロティックだ。
あれ?つげかそれ。
「生活。」は、無為にコンビニでバイトする小説家志望の青年と、「なんかむしゃくしゃして」電車内でケータイで話してるおじさんと女子高生の携帯電話を奪ってゴミ箱に捨て、パトカーにパンク悪戯をし、下着を盗もうと、しかもそれらを一瞬にして実行した行動力だけは旺盛な気弱な少年が出会うところから始まる。盗みを働こうとしてたところを青年にとめられた少年は、青年に誘われ、淫行教師を探し出してつるし上げにすることにする。吊るし上げたのは人違いの通り魔犯だったのだがマスコミで大きくとりあげられ結果オーライ。教師の家をおしえてくれた女子高生が仲間に入れてくれと訪ねてくる。というか、もっとやりましょうと、むしろ吊るし上げを先導する。同じ頃、無軌道な若者をトンカチで殴ってまわってニュースになってたおじさんがおり、そのおじさんを狙ったところ、なぜか意気投合して、彼らは、共犯関係と、世直しをしてるような気分も手伝って「活動」をエスカレートさせてゆく。いつの間にか「活動」は彼らの手を離れ、いやむしろ自分達の首を絞める存在となってゆく…
てな感じ。
言うまでもなく、こう書いてしまうと身もフタもない。
読んだ時の感覚は表現のしようがない。
正義感と狂気と欲望がふくれあがり、
怖い妄想を悪夢的なリアリズムでもって畳み掛けてくる。
ちょっと、
これから、
しばらく注目の漫画家。

モーニングでは「僕の小規模な生活」が再開したようだし。
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by higessk | 2008-03-11 00:22 | 漫画

劇団ユニット・ラビッツで演劇にひたりまくったり、映画の試写会の感想とか、美術展の感想とか、日々の思いとか。


by higeSSk
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