ヒゲレヴュー!
2022-12-06T19:29:16+09:00
higeSSk
劇団ユニット・ラビッツで演劇にひたりまくったり、映画の試写会の感想とか、美術展の感想とか、日々の思いとか。
Excite Blog
『アイドル』特別版 遅ればせながら全編鑑賞
http://higessk.exblog.jp/32838455/
2022-09-27T00:37:00+09:00
2022-09-27T00:37:37+09:00
2022-09-27T00:37:37+09:00
higeSSk
TVムーヴィー
これは人間にとって舞台芸術やエンターテイメントが
不要不急でなく必要不可欠なものであることを示すドラマだ。
「偶像」というタイトル通り主人公はがむしゃらに演じるうちに若者たちの崇拝の対象となっていく
時代は太平洋戦争に突入し大陸に慰問へやってきた明日待子に、将校が言う
「敵を倒すのが我々の戦争なら、兵を笑って死なせてやるのがあなたの戦争ですな」
自分が大きな力に流され利用されていることを悟る明日待子。
ラストには新たなアイドルが現れ諸行無常の切なさが後を引く
見事なドラマだった
夏休みになんか舞台内幕ものドラマやってんなと思い
後から特別版の放送を録画しておいたものを見た
舞台シーンをたっぷりと入れてありじっくり楽しめた
主演の古川琴音が素晴らしい
無垢な存在を体現して自然に哀しさまでも醸し出す
興行主の椎名桔平もはまっている
時代に翻弄されるが芯の一本通った舞台人を貫く
今も戦争だ
戦争は人の生き方を変える
戦争の中で何をするべきか
自分にとっての戦いを戦い抜くことが
真の平和を勝ち取る道であろう
などと
酔った頭で考えた
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母が今朝亡くなりました。85歳。
http://higessk.exblog.jp/32798374/
2022-09-02T22:43:00+09:00
2022-09-02T22:59:46+09:00
2022-09-02T22:43:59+09:00
higeSSk
日々雑感
4時36分。
フォー!と私の携帯が鳴った。SL汽笛の音にしてる。
こんな時間に来る電話はろくなものじゃねえなと夢見ごごちに思った。
母のいる施設から。
吐血して呼吸が確認できない。主治医に相談し救急搬送する。今行き先の病院を探しているとのこと。
5時すぎに行き先が決まったすぐに向かいますよねという電話。
病院に着くと、救急車もついたところ。
救急車の中でも心臓マッサージをしていたようだ。処置室に入ると出入り口を閉める間も無くショックとマッサージの繰り返し。
これはもうダメだと思った。
連絡しなきゃならんかもと思ったら慌てていたのかスマホをうちに忘れて来てしまった。
5時32分、死亡確認。
あっけないものだ。
母は高校音楽教師だった。モーツァルトが好きで私が子供の頃はピアノでバンバン弾きまくっていた。私はそれで子供の頃モーツァルトが嫌いになった。ピアノも嫌いになった。半分意地でヴァイオリンを習った。もう半分は音が好きだったから。音楽は好きだった。美術も演劇も文学も映画も。
高校の時、私は母が務める高校に入学した。色々と、厄介なことがあった。
高1の冬、母と二人で「アマデウス」の試写会に行った。モーツァルトの生涯を美化せずサリエリに語らせることで天才の孤独と努力とその反動から奇行に走る痛々しさを赤裸々に描いた傑作だった。私はモーツァルトが好きになったが、母はこの映画に憤慨していた。モーツァルトを猥雑に描いたことが許せなかったようだ。私はモーツァルトの知識もなく思い入れもなかったので映画「アマデウス」のモーツァルト像を抵抗なく受け入れた。母はそれが余計に不愉快だったようだ。
母の死に顔は安らかだった。「なーんてね」と言っておどけそうな顔だった。
晩年はパーキンソン病が進み左半身が硬直していた母。キリスト教に帰依し賛美歌を歌うことを喜びとしていた。施設では歌のレパートリーが豊富なことで入居者の方々を驚嘆させていたそうだ。荷物の一部を取りに行った時の施設の方々の対応から、母が施設で幸せな生活を送っていただろうと感じた。みなさん母の容態が突然悪化したことを驚いていた。
常に自分のできることを総動員して周りを楽しませようとする母の気質は間違いなく私が受け継いでいる。
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8月15日のくだらん落書き
http://higessk.exblog.jp/32781969/
2022-08-15T23:57:00+09:00
2022-08-15T23:57:15+09:00
2022-08-15T23:57:15+09:00
higeSSk
映画
私は歴史研究家ではないから詳しくはわからないが、子供の頃からこの日に違和感を感じている。
日本酒を飲みテンション上がって久々のブログとなっている。
両親からは、何度も、戦争でいいことは何もなかったと聞かされた。
父は、毎日芋ばかり食っていて、終戦のラジオ放送があって、ああ、これでもう芋ばかっり食わなくて済むと思ったそうだ。当時11歳。実際はその後しばらく芋を食うことが続いたらしい。
母は、もう米軍機の機銃掃射に追いかけられなくて済むと思ったとよく言っていた。
これは疑わしく、映画少女であった母の記憶操作である可能性が高い。「禁じられた遊び」(1952仏)の名場面を自分の記憶と重ねていると推測している。当時母8歳。
一方、私の戦争の記憶?は「火垂るの墓」と「鬼がきた!」(2000中)で作られている。
「火垂るの墓」この時期に地上波放送がなされないのが残念だ。
「鬼がきた!」は・・・放送できなそう。
以上「禁じられた遊び」「火垂るの墓」 鬼がきた!
帝国軍人演じるは香川照之。
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映画「わが青春つきるともー伊藤千代子の生涯ー」を見て
http://higessk.exblog.jp/32691658/
2022-06-06T00:57:00+09:00
2022-06-06T01:09:21+09:00
2022-06-06T00:57:54+09:00
higeSSk
映画
冒頭でいきなり特高警察に検挙される場面が描かれ、遡って生い立ちが描かれる。2歳で母親を亡くし、母の実家に預けられ育った経験から、内向し読書に親しみ、いかに良く生きるかと哲学する。東京女子大学へ進み社会科学研究会で他女子大学との交流する様子が丁寧に描かれる。そして労働農民党で活動する、夫となる人と出会う。そして労働運動に没頭していくのである。
伊藤千代子はあまりにも誠実だった。共産党弾圧の的となり尋問、拷問を受け、『変節』を強要される。周りにいた活動家が次々と変節し、ついに夫までもが。千代子は、人々が、働いた分に見合う報酬が得られる社会を作りたかっただけである。
今、この社会はそうなっているか?昭和初期当時よりは良い。が、大日本帝国を復活させたくてしょうがない極右政治家がウヨウヨいる。千代子を追い詰めた特高警察を、欲している政治家が、日本を動かそうとしている。そして日本は、ああおぞましくて文字にしたくない想いだが、世界的にも珍しい、国民が民主主義の仕組みを自ら放棄しようとする国に、今やなろうとしているのだ。戦争という取り返しのつかない過ちを経てようやく辿り着いた戦後民主主義だというのに。なぜ学ばないのか。戦前の状況に。
まだ言いたいことが言える。まだ言っても捕まって拷問を受ける状況までは逆行してない。おかしいことはおかしいと、声をあげ、はっきり態度と行動で示すべきである。]]>
香月泰男展〜赤い死体を生まないために〜
http://higessk.exblog.jp/32679650/
2022-05-23T01:38:00+09:00
2022-05-23T09:05:36+09:00
2022-05-23T01:38:54+09:00
higeSSk
未分類
香月泰男展はなんとか見たかった。上の作品は 水鏡 1942年制作。美大生時代に日本美術概論の授業で初期作品からシベリアシリーズまでをスライドで見て、それ以後30年間で本物の作品はたまに偶然一、二点見ただけ。今回、授業のスライドで見た作品のほとんどが網羅された充実した展示だ。
足利市立美術館には、私と妻の他、家族連れが4、5人しかいなかった。全国巡回した後の最後の展示だから?しかし偶然とはいえ、ロシアのウクライナ侵攻後にこれを見るというのもかなりのオンタイムではないだろうか。もう少し賑わっているものと思っていた。130点を超える作品数はかなりの見応えだ。
香月康男は、初期作品から独特の造形実験をしていた。
復員『タラップ』 1966年制作。本人は、ピカソの影響が強いと生前語っていたらしい。今回の展覧会では、シベリアシリーズの作品に作者の言葉がつけられていた。それによりイメージが限定されることはむしろなく、ヒントを得て遠くまで意識が届く事になった。ちなみに復員『タラップ』の言葉。「1947年5月21日、早朝から甲板に出ていた。眼帯をかけた目に故国の新緑が水平線の上にかすんで見えた。暗い4年間の抑留生活に訣別の思いをこめてよごれきった不用のもの(日本では)を海に投げ捨て、引揚船「恵山丸」のタラップを降りた。」とある。
上は 『1945』 1959年制作。作者の言葉。「奉天から行く先も知らぬ北上を続ける時、沿線に遺棄された屍を見た。住民による私刑の果てでもあろうか、衣服をはぎとられ、裸身に秋の陽光が赤く光っていた。」のちの作者の言葉に、平和教育は被害者としての視点だけではなく加害者としての視点から学ぶことが大切だとある。日本が大陸で何をして、同胞が終戦後、どのように赤い死体となったのか。この赤い死体を生まないための教育が必要だと。
四年間の抑留生活を生き延びて、自ら体験したことから知り得た人間の真実を描かずにはいられなかった香月泰男。その作品は崇高な美しさを帯びていた。
足利市立美術館の香月泰男展は5月29日日曜日まで開催。
※香月は、従軍した期間も含めて、四年間の抑留生活と表現していることも見逃せない。
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牡丹園は見頃のようです
http://higessk.exblog.jp/32666678/
2022-05-08T00:28:00+09:00
2022-05-08T00:28:15+09:00
2022-05-08T00:28:15+09:00
higeSSk
日々雑感
母のいる施設に夏服を届け、その帰りに牡丹園へ。ほぼ見頃を迎えているようですね。入り口にあるこれらの牡丹は毎年園内のボタンより先に咲くと言われておりますが、
これらがほとんど満開でしたので・・・
入り口までしか行ってません。市民用タダ券をもってなかったので様子見だったのです。
入り口前では庄司菓子店が屋台を出しており、唐揚げとたこ焼きを通常の半額で買ってきました。16時近かったので、店じまいをするところだったようです。
唐揚げは、醤油が染みた濃い味付けでした。一個だけはシャム吉の夕食になりました。
ウチでは先週録画しておいた007スペクターを見ました。つまらなかった。アクションばかりでドラマ性が薄い。そしてダニエルクレイグ007があまりに俺主義でレアセドゥが「愛してる」とか言うのも嘘くさすぎる。クリストフヴァルツ悪役がボンドに「君は女なら誰でもいいようだが」とか言うのには笑ってしまった。ヴァルツはよかった。悪役はバルデムもミケルセンもアマルリックもよかったな。そうか007は悪役が主役なのか。お話そのものはもう少しなんとかなりそうな薄いもの・・・
こちらは先日フォーラムで見た「アネット」。写真のオープニングから登場人物達と音楽のスパークスなど勢揃いしてご挨拶するオペレッタ映画。セリフがほとんど歌。アダム・ドライバーが嫌な奴を演じてかっこいい。ひと月ほど前にアマプラで「dead don't die」を見て初めてアダムドライバーがかっこいいと思ったが、この人は情けなくて無様な役がよく似合う。マリオン・コティヤールも素晴らしかった。レオス・カラックス監督のパワフルな作品。この監督の映画はいつも映像的快感だけで全く退屈しない。映画館で見れてよかった。
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いい音のアナログレコード
http://higessk.exblog.jp/32660056/
2022-04-30T17:56:00+09:00
2022-12-06T19:29:16+09:00
2022-04-30T17:56:40+09:00
higeSSk
音楽
少し前向き。
今日はまとめることあってその心の準備でブログを書く
去年のことで覚えていることは少ない
そのくらい慌ただしかった
家ではできるだけゆっくり過ごしていたのでかえって何もなかった
貯まる郵便物
読まない新聞
積読書類放置
読むものはPCの中
音楽はデジタル信号
音楽は空気の震えだ。
アナログレコードを聴いて思い出した。
山下達郎が言うには
音が歪んでいるロックは特にアナログレコードの方が格段に音がいい
俺もミッシェルガンエレファントをアナログレコードで聴いた時にそう思った。
ウチにあるいい音のアナログレコード
L.A.M.F.: THE LOST '77 MIXES [LP] [Analog]/ジョニー・サンダース&ハートブレイカーズ 1977
いい歪み。声もやさぐれてていい。ピーズは相当影響されてるのでは。
ギヤ・ブルーズ [12 inch Analog]/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 1998
何回聞いたかわからない。全盛期ミッシェル無双感が味わえる。
Led Zeppelin 3 [REMASTERED ORIGINAL VINYL 1LP] [12 inch Analog]/Led Zeppelin 1970
A面ダイナミックなハードロッック。B面アコースティックサイケカントリー。
Fireball [12 inch Analog]/ディープ・パープル 1971
インロックの後マシンヘッドの前。ダサいジャケだがDPはダサさが魅力。売れてる最中ついついブルースロック寄りの曲調に。
ookeah!![12 inch Analog]/スーパーカー 1999
JumpUpの後、企画盤の未発表曲集。なぜかかっこいいFBノイズのキマった曲ばかり。
マイルスインザスカイ/マイルスデイビス 1968
マイルス
ウエインショーター
ハービーハンコック
ロンカーター
トニーウィリアムス
ジョージベンソン
ロックに寄ってくるフュージョンマイルス。
だが今聴くとまだまだモダンジャズ。
ウエインショーターの存在感が大きい。
DownByTheJetty/Dr.feelgood 1975
モノラル録音。音圧重視。ウィルコジョンソンのギターリフが絶品。
2021/ピーズ
ついこないだ届いた「ザ」の抜けたピーズのデヴューミニアルバム。
今までで最も充実感のあるバンドサウンド。
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最近見た映画
http://higessk.exblog.jp/32654416/
2022-04-24T02:19:00+09:00
2022-04-24T02:19:34+09:00
2022-04-24T02:19:34+09:00
higeSSk
映画
本当のピノッキオ
2021年みうらじゅん大賞受賞作品。昨年末に観賞。本当かどうかはともかく、役者の芝居が見どころの映画。特殊効果はちょっとしたスパイス。全くもって正しい演出だ。美術・撮影も素晴らしい。そして役者がやりたい放題やってる。ピノッキオが仏頂面だから余計に周りのキャラが濃く見える。猿の裁判官が特にいい。裁判官が猿ってだけでおかしいもの。ゼペット役のロベルト・ベニーニはじめ、イタリアの喜劇人が大挙出演しているらしい。ゼペットの斜めから見てる感じ。ロベルト・ベニーニかよ!って思う。左に頽れているジジイはサクランボ師匠とゼペットが呼んでいる人。この人から「動く木」をもらってピノっキオを彫る。このサクランボ師匠の方がよほどゼペット感ある。この写真は「ネコ」。これは「キツネ」。このコンビが絶妙。説明無理。見ないと。
ラストナイト・イン・ソーホー
前作ベイビー・ドライバーも素晴らしかったエドガー・ライト監督作品。感受性の強いファッションデザインスクール進学上京娘の恐怖体験。ロンドンのソーホーである。で、なぜか、たぬき顔の娘がきつね顔の娘になって60年代末のスィンギン・ロンドンを体験することになる。そして引き返すことのできない恐ろしい事態に巻き込まれてゆく。ホラーとしてよくできている上にユーモアも効いている、さすが。狸顔のトーマシン・マッケンジーと狐顔のアニャ・テイラー・ジョイ二人の新人女優の代表作となるだろう。youtubeスクショは、CODAあいのうた今年のアカデミー作品賞・助演男優賞・脚色賞。音楽映画としてよくできてる。元のヨーロッパ映画が見たくなる。
ナイトメア・アリー
ギレルモ・デル・トロ監督作品。まるでデルトロがハリウッドという魔宮で彷徨い魂を売り自分のやりたいことを見失ってゆく経験を裏アメリカンドリームストーリーとして語ったような作品。何が本当なのか本気なのか分からなくなるスリラー。キャストがすごい。これも芝居を見る映画。芝居なのか本気なのか分からない笑笑。路地裏と見世物小屋好きにはたまらなく魅力的。
ザ・バットマン
実はこれの感想が書きたくてブログ書いてた。傑作。写真で見るとおり、「セブン」を思わせるベテラン刑事と青二才が猟奇殺人を追う映画。青二才バットマンはロバート・パティンソン。ベテラン刑事はジェフリー・ライト。リドラーと名乗る謎々好きの何故か親近感を醸す猟奇殺人犯。ポール・ダノはまり役。狂気の熱演。マフィアの手先ペンギンはコリン・ファレル。特殊メイクで本人とは分からない。キャット・ウーマンにゾーイ・クラヴィッツ。マッドマックスで見た覚えがある。悪役をヴィランというのを最近知った。悪役というか、主人公を含め狂人ばかり出てくる。厨二病拗らせうっかり青春映画。バットマンとキャットウーマンとが同志的な関係に。リドラーはなぞなぞテロリストとしてシンパを従えるほどのカリスマ性を発揮。ペンギン小者感凄い。車の運転がうまい。カーアクションシーンで雨が降るのはペンギンが雨男だから?親分ファルコーネはジョン・ターツロー。年取っていい味出てきた。俺もいい味出したいものだ。執事アルフレッドがアンディ・サーキス!暗くて鬱々とした青二才バットマンをなんとか導こうと気を遣う。ペンギンクラブ(笑)に入り浸る悪徳検事にピーター・サースガード。この人どんな芝居でもできる感じ。とにかく画面が暗い!でもそこがいい。ロバートが暗い!ニルヴァーナ流れる!!イメージは黒が潰れてる劇画タッチ。主人公はカート・コバーンだ!!理想と現実のギャップに悩み苦しむ。ちゃんとコミック感ある厨二病満載のフィルム・ノアール!油断してると眠くなる!!映像が語りかける物語を聞き逃すな!バットマンスーツがゴツいのが面白い。キック・アスみたいなインスタントヒーロー感が漂う。隣はキャットウーマン。小物や台詞の端々にこだわりがあり、現実と地続きに思える世界が立ち上がる。監督のマット・リーブス恐るべし。そしてキャットウーマンの好意に何も答えることなく別の道へ。青二才バットマンは孤独に浸る。何か私の書いてることはツマラない映画だったような印象になってる気がするが、ひどく感動したのである。復習に燃える、金持ちおぼっちゃまが、頭脳と努力と財力で得た力を使い、腐敗した街の悪と戦う。そして両親の過去に触れ、真実に打ちひしがれる。それでもやっぱり、善を貫き通す。孤独に。
青い。かぐわしいほどにくさい。俺くさいの好きなんだよなあ。]]>
猫の癒し
http://higessk.exblog.jp/32633689/
2022-03-31T23:54:00+09:00
2022-03-31T23:54:30+09:00
2022-03-31T23:54:30+09:00
higeSSk
未分類
猫の癒し力はすごい。我が家には猫が数匹出入りしている。5年ほど前から両親が母家に引きこもるようになってからはなれの周りは猫街となったようだ。我々夫婦が離れに住むようになってまもない頃は家の周りで縄張り争いか喧嘩していた。母が言うには陽気がいいと前の家の屋根に登って猫たちが日向ぼっこしているそうだ。
今月末になってから、やけに人懐こい猫が居着いた。頭と手足さきが黒いので「シャム吉」と呼んでいる。なーごなーごとよくアピールし、頭が痒いのかすぐに近寄って頭を擦り付けてくる。見ると耳の先は傷だらけで切れ込みが多くあり、首筋あたりに怪我の跡がありまだ瘡蓋に血が滲んでいる。テラスに腰掛けて体を撫でたり掻いたりしてやると勝手に膝にのったり体に登ろうとしてくる。それがまた、どうもいい感じなのです。近頃は家に帰るとお出迎えのにゃー。朝起きて外に出るとおはようのにゃー。行ってらっしゃいのにゃー。おかえりのにゃー。すっかりこちらもにゃーにゃーと会話している。猫はアピールだけで感情の起伏を感じさせないのがいい。
家猫のオスはよく旅に出るらしい。このシャム吉も旅に出てうちに居着いたのだろうか。好きなだけいて欲しいものだ。
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あの東日本大震災のとき
http://higessk.exblog.jp/32617386/
2022-03-12T21:10:00+09:00
2022-03-12T21:27:38+09:00
2022-03-12T21:27:38+09:00
higeSSk
日々雑感
ふくしま創文パッケージカー『ペしゅティマ』の前で記念写真を撮って10階に戻って間も無く、あの揺れがきた。嘘のような幅広の揺れ。床が1メートルくらい横に行き来している。机が横倒しに倒れ下に隠れるなんて無理。皆、無言で転がっている。私は自席のすぐ後ろにあったペしゅコンテナに乗り、キャスター付きのコンテナの上でバランスを保っていた。窓から早稲町あたりの土蔵が崩れて土埃を上げるのが見えた。皆、県庁が倒壊して死ぬなと思っただろう。でも大丈夫だった。すぐ逃げよう!とH氏が叫び、皆で非常階段へ。H氏は迷わず非常階段ドアノブのプラスチックカバーを壊し、今がまさに非常時だ!と宣った。外に出ると雪が降ってきた。自転車置き場では寒いので、逃げた県庁職員皆で知事公社へ避難。テレビでは火事が津波で流される仙台市の映像が。これはもしかして、原発やばいのでは?創文どころではないな。と、ふくしま創文推進室の皆さんは思っただろう。でもやった。今でも思う。あの時、慌ててCSくんのペしゅジャンパー着て逃げてほんとにごめん。寒かったよね。なんかでかいなってはおもってたんだ。その程度のやつさ俺は。なんとなく、あの時から人生が足踏み状態な気がしている。これがおれの毎年思い出すこと。写真は当日の自宅状況。妻撮影。
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忙中閑の音楽
http://higessk.exblog.jp/32578611/
2022-02-19T07:58:00+09:00
2022-02-19T14:06:31+09:00
2022-02-18T23:11:09+09:00
higeSSk
音楽
三年生を送り出す準備。学年末の評価。テストの採点。遅ればせながら進学する生徒の指導。家庭学習期間に金髪&高級ネイルとなった生徒の家庭訪問。劇団ユニット・ラビッツ第16回公演「カッパ☆おカッパ☆へのカッパ」の準備。
今日は朝から頭痛がひどかった。そんな中無理にテスト採点を進めたが、ふたクラス授業があったうちの片方は間に合わずテストが返せなかった。諦めて授業作品の評価を進めた。明日も出勤して進める。今夜はやらない。無理。で、晩酌&音楽鑑賞。上原ひろみ は俺の認識では、激しい音楽を生み出す個性的なピアニスト。曲が特徴的で音を聞いてすぐそれとわかる。世間一般的にはジャズピアニストということになるらしい。
この作品が出たのは2021年9月7日。父が亡くなって、母はショートロングステイで施設に入って、父の四十九日の準備をして、仕事では3年担任絶賛就職面接指導中。ウチでは引っ越しの片付けをしようとしている時。忙しかった。
不思議なことに今夜これが聴きたくなった。忙しい時の記憶にこの音が刻まれていたのだろうか。
上原ひろみのピアノはいつもおなじ。いい意味で。弦楽四重奏との共演でもバンバン弾きまくる。メタルクリムゾンかジェフベックかという勢いで。忙しくてクールダウンが難しくなっている心にちょうど良いマッサージ。
プリンスの死後5年経過しての新作(?)
きっとこれから何年も定期的に新作が出るだろう。ジミヘンみたいに。プリンスの音楽もいい意味でいつも同じ。美しい音楽。心が整う。ノルとか踊れるとかより、優しい。この音源も、優しい。1980年代限定のプリンスを求める人には退屈だろう。プリンスはジャズでブルースでファンクだ。そこにポップというエッセンスを加える。加えないとなかなかの泥臭さだ。俺、臭いの好き。でも得意のキャンディポップも冴えている。
Lost Highwayといえばデヴィッド・リンチの名作だが、こちらはブルースギタリストのライヴアルバム。
音色が美しい。ボトルネックを得意とする人。ボーカルも巧みで味わい深い。クロスロードギターフェスに出てるのを見て一目惚れ。好きで我が道を行ってるのだろう。こんな生き方がしたいと思う。
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ビル・エヴァンスと私
http://higessk.exblog.jp/32557556/
2022-01-24T23:27:00+09:00
2022-01-24T23:27:51+09:00
2022-01-24T23:27:51+09:00
higeSSk
音楽
音が生きている。ビル・エヴァンスの音楽を聴いて最初に感じたこと。
歌っている。
音が歌っている
言葉で語りかけるように
音が降り注ぐ
なにかが足りないのだけど
なにが足りないかわからない
気持ちが千切れてまとまらない
誰か思いを受け止めてくれないか
僕の足掻きをわかってくれないか
そんなに切羽詰まってるわけでもない
こうして思いを解き放つだけでも救われる
思いを解き放つ術を僕は知っている
僕の命はすでに救われている
聴いてくれる人もいる
僕は幸せだ
そんな歌が聞こえてくる。
悲しい、幸せな歌が。
あなたは
2021年に
Bill Evansを一番聴いたと
Apple Musicが言うので。
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実家の呪縛
http://higessk.exblog.jp/32337045/
2021-06-27T22:03:00+09:00
2021-06-28T10:10:39+09:00
2021-06-27T22:03:44+09:00
higeSSk
日々雑感
写真は職場から撮った梅雨の晴れ間。
実家で寝泊まりするようになって約2ヶ月。風呂の加減が熱いとか、寝るのが早いとか、色々慣れてきた。
風呂から上がるときに、熱めなものだからさっと上がりたくなるが、おっと、上がる前にやることがある。英語で20カウントしなければ上がれない。one,two,three・・・
この儀式は、幼少時に、当時父は英会話が趣味で、なおかつこれからは英語くらいできて当たり前だという教育方針により、風呂から上がるときは必ず英語で20カウントしてから上がるのが慣例となっていた事による。
30年ぶりくらいに実家の風呂にほぼ毎日入って、ただ上がると何か違和感を覚えるのだった。そこでこの儀式を思い出した。カウントを終えて上がると、なんともいい感じの脱力感と達成感のようなものが得られるのであった。
習慣というものは恐ろしい。考えてみると、父と一緒に入浴していた幼少時よりこの習慣は始まり、一人で風呂に入るようになってからはもちろん、実家を出る高校卒業までカウントし続けていた。大学生活からはカウントしなかった。だからダラダラしていたのか。その後、社会人となり、風呂でのカウントは忘れ、長風呂が趣味となっていく。
と、今日このことを書いたのは、ようやくこの2、3日くらいから、20カウントせずに上がってもいい感じになったからだ。熱いしな。カウントしていて、急に、何をやってるのだ俺はという気分になった。
のぼせるじゃないか。
上がりたいときに上がる。私は呪縛から解き放たれた。
ような気がした。
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日々!
http://higessk.exblog.jp/32292599/
2021-05-25T22:12:00+09:00
2021-05-25T22:12:49+09:00
2021-05-25T22:12:49+09:00
higeSSk
日々雑感
土曜日には国芳や芳年を見た。
今日は実家のトイレ便器が新しくなっていたことを再発見した。
2013年に取り替えたという。
そんなに長い間私は母屋のトイレをつかわなかったのか。
日曜日には庭に正体不明の植物?を発見した。
妻はキクラゲだという。
スライムみたいだ。
実家とは奇妙なものだ。
特に30年ぶりに住むものだから、
古い記憶とのギャップがすごい。
古い記憶も消えかかっているまたはすげ変わっているものだから
色々と新鮮な驚きである。
まあ、
ほぼほぼ、平和である。
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GWは無料配信寄席
http://higessk.exblog.jp/32264019/
2021-05-05T22:00:00+09:00
2021-05-05T22:03:03+09:00
2021-05-05T22:00:51+09:00
higeSSk
日々雑感
ゆっくりと引越ししています。
実家に。
30年ぶりに住む実家なので、新鮮です。
私も妻も、もう若くありません。
両親はさらに若くありません。
ゆっくりでないと、引っ越しできません。
GWを利用して、ゆっくり引越ししています。
今日はGW最終日。
疲れもあり、寄席を無料配信でみたりしました。
他にも、回鍋肉を作ったり、俺のチーマー油を作ったりもしましたが。
喬太郎師匠がトリの浅草演芸ホール夜の部。
喬太郎師匠、芝居がおおきい。すごく大袈裟にやってくれる。
でも、おかみさん芝居が嫌じゃない。
むしろいい。
そこが強みですね。
私、
これから、ゆっくりと、住まいを整える所存です。
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