嫌われ松子とカーズ
2006年 07月 09日
嫌われ松子の一生を見た。
もう一週間前になるが。
トラウマになりうる映画だ。10代に見たら。
松子は父親に認められた経験がない。いや、なくした。そのせいで、自分を肯定的に捉える機会を失った。それで暴走した。
精神的に相当重い内容だが、想像力を駆使して見せなくてもいいとこ迄描いている。
しかも、面白おかしく。
「アメリ」みたいだ。
キャストが過剰に面白い。
ガレッジセールのゴリ。カンニングの人。武田真治。ボニーピンク。伊勢谷祐介。マギー。荒川良々。市川妹。柄本明。
でも、俺にはちょっと、過剰すぎ。胸焼け気味。3回見て丁度かな。まだ1回だから何とも・・・
カーズは、若者の映画。しかも、恵まれた才能を持った、天狗になった若者。
つまり、ガキには到底感情移入できねえ。
日本の映画会社は宣伝を間違ってる。
こどもつれて見にきてた親のほうが泣いてたぞ。
泣いてねえで、こども走り廻ってんのなんとかしロッツウの!
いや、それがねらいか?親をつかむのが。
とにかく、ラセターさんのテ〜マである、精神的な成長がコミニュケーションのなかに描かれていて感動させられる。
車キャラも、好き者にはたまらんですよ!よくわかってる!
要するに、俺は大好きだ。
どちらも今年を代表する、映画史に残る傑作でしょう。
by higessk
| 2006-07-09 01:13
| 映画