人気ブログランキング | 話題のタグを見る

シェルブールの雨傘&聲の形

シェルブールの雨傘&聲の形_f0056038_01510227.jpg
写真は本文と関係なくカレー。ギャバンの純カレー粉で辛いです。
年末年始に録画した映画を見ました。
雨傘、あんな悲しい映画だったとは。戦争映画だったのか。見るまで知らなかった。セリフ全部歌ってるのでノー天気な映画だなと思ってしまってた。でも踊らないし、ドラマはとめどなく悲しい展開に。命をつなぐためなのか、そばに無くなると身近に愛を欲してしまう。愛した人は戦地。悲劇を描くのにセリフは全部歌う。ミシェルルグランの美しい旋律で。オペラか。そしてあの映像美。街が室内が衣装が役者がカメラワークが全て美しい。最後に、今とても幸せだと言いあって別れるかつての恋人たち。ほろ苦く甘美な夢のような後味。
お話そのものはかつて東芝日曜劇場で見たようなメロドラマ。あ、影響されたのか?いやいや、戦争がらみならこの様なことはいくらでもあっただろうな。雨傘の逆っぽい話がロングエンゲージメントかな。なんつって詳しくは覚えてない。こちらは第一次大戦の映画ですが。アメリの後にジュネ監督が撮った作品ですけど。ジュネ監督独特だから。ドゥミ監督はおしゃれですね。しかも嫌味なとこがない。
聲の形、聾唖思春期いじめ恋愛劣等感自尊心自意識過剰映画。とてもよい。アニメだから成立するのかもしれない。実写だと生々しくなり嘘臭さが強くなる。アニメだとリアルに描いても距離を置いてみれる。脳内で一度置き換えるから。
ほんとに、何であの頃、あんなにダメな人大丈夫な人が自分内で分類されていたのだろう。と思うくらい覚えがあり共感できた。アニメだからこそ成し得た傑作思春期アニメです。
以上、年末年始の映画感想、つづく。

by higeSSk | 2019-01-23 02:18 | 映画

劇団ユニット・ラビッツで演劇にひたりまくったり、映画の試写会の感想とか、美術展の感想とか、日々の思いとか。


by higeSSk
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31